証券会社からの転職で実現した、新規開拓なしのニーズドリブン営業とは
あなたはなぜIFAを目指したのか
「金融の力で、安心を届ける」をミッションとし、はたらく世代の資産形成のサポートや幅広い世代向けの資産運用アドバイスを行う株式会社モニクルフィナンシャル。
当社のファイナンシャルアドバイザー(FA)は、「はたらく世代の資産形成をサポートしたい」という強い思いを持った金融プロフェッショナルであり、投資信託、債券、生命保険といった金融商品をはじめ、iDeCoやつみたてNISAといった非課税枠のある投資制度を活用した総合的な資産運用アドバイスを得意としています。
当社は特定の金融グループに所属しないため、当社で勤務するFAは「IFA(Independent Financial Advisor、独立系ファイナンシャルアドバイザー)」とも呼ばれます。FA全員が証券外務員資格と保険募集人資格を保有し、正社員として勤務しています。
今回は、当社FAである奥田楓也さんに、なぜ入社されたのか、また入社してからの印象、お客様へのサービスで気を付けていることなどについて話を聞きました。
※2024年2月6日付で、株式会社OneMile Partnersは株式会社モニクルフィナンシャルに変更いたしました。
株式会社モニクルフィナンシャル
ファイナンシャルアドバイザー
奥田 楓也 fuya okuda
立命館大学卒業後、大手証券会社に入社。主にリテール営業に従事。富裕層顧客から未上場法人に対して株式や投資信託の販売、事業承継など、資産運用コンサルティング業務に携わる。その後、広告業界にて法人顧客に対しての新規開拓・コンサルティング業務に従事。現在は長年のコンサルティング業務で培った経験を基に、個人向け資産運用、保険の見直しのコンサルティング業務を行う。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員(証券外務員一種)の資格を保有。大阪府出身。
商品ドリブンの営業から提案中心の営業を目指して
入社前はどのようなキャリアを歩まれてきたのでしょうか。
大学卒業後、メガバンクグループの証券会社に入社しました。大阪の支店に配属され、個人向けの営業をしていました。個人向け営業とはいえ、主なお客様は富裕層で年齢的には高齢の方が多かったですね。
当時、取り扱っていた金融商品は投資信託や債券が中心でした。投資信託はアクティブファンドがほとんどで、世界株式に投資をする投信であったり、テクノロジーセクター中心に投資をする投信でした。私がおすすめしてから基準価額もかなり上昇したので、お客様にも喜ばれていたと思います。
その後、中部地方に転勤となり3年ほど在籍した後、Web広告会社に営業として転職をしました。
金融の営業からWeb広告の営業というのは大きく業界が変わりましたね。
証券会社の営業では、商品ありきの営業になっていました。
そのことで「こんな営業スタイルでいいのかなぁ」「営業としてのスキルが身につかないのでは」と疑問を持っていました。営業としての提案力が身につかないと思ったからです。
商品提案力をつけるためにどうすべきかと考えました。そこで、業界や商材は変わるけれども、お客様のニーズに合わせた提案ができる職場を選び、転職を決めました。金融から離れたのは、一度は違う業界も見てみたいなと感じたからです。
大学卒業後に証券会社を就職先として選んだのは、大学で金融などを学ばれていたからでしょうか。
私は大学時代の学部は理系で、化学を専攻していました。
証券会社の同期もそうでしたが、同僚やお客様からも、「理系なのに、なぜ証券会社で営業職に就いていたのか」と質問されることは多いです。
就職活動をしていた当時は「お客様とコミュニケーションをとりながら、お客様の課題解決をしたい」という思いがあり、いろいろな業界を検討した中で、最終的には証券会社を選びました。
「コミュニケーションを大事にしたい」「人が好き」というのは今も変わっていないですね。
コロナ禍で感じたはたらく世代の資産運用熱
Web広告の営業から、再びファイナンシャルアドバイザーとして金融営業の職に戻ってこられたのですが、それはなぜでしょうか。
Web広告の営業として2年程携わっていました。
大手プラットフォーム向けの動画広告を商品として取り扱い、お客様は法人でしたので、お客様の事業環境や狙いなどを自分なりに落とし込んで営業をしていました。証券会社ではあまり経験できなかった商品提案をすることができました。また、インターネット広告業界のスピード感やダイナミズムも感じることができたので、自分としては良かったと思います。
一方、特にコロナ禍以降、つみたてNISA等の投資がはたらく世代の間で拡がるのを感じていました。
証券会社にいた時は「貯蓄から投資へ」というスローガンを何度も目にしましたが、地殻変動にまでは至っていませんでした。コロナ禍はそのターニングポイントだった気がします。
証券会社では高齢の富裕層のお客様に営業をしていました。ただ、今自分がすべきははたらく世代に向けて将来資金を充実させるアドバイスをすることではないかと思うようになりました。
自分の強みを生かすことができるのは金融領域であり、お客様のニーズに合わせて幅広い金融商品の中から資産運用のご提案をしたいというような考えに代わっていきました。
そうしているうちに当社に出会ったという感じです。
課題を抱えられたお客様が目の前にいる!ここが提案にこだわれる職場環境だ
入社の決め手は何だったのでしょうか。
理由は2つあります。
ひとつは、お客様のニーズをきっかけとした営業ができる環境です。
証券会社時代では、商品ドリブンの営業になっていた反省があります。お客様の元へ出向き会っていただくため、少しでも興味を持ってもらえるような商品選びを重視していました。
それに対して当社はお客様の話をおうかがいし、ニーズを把握することでご提案をするスタイルですので、理想の環境でした。
もうひとつは、自分でお客様の開拓をしなくてよく、お客様への提案に時間をかけることができる環境です。
証券会社での1年目は、電話をかけ、新規のお客様を自分で探してこなければならない毎日でした。1日のほとんどの時間で電話をかけ続けるのですが、100件かけてやっと数件お客様とのアポが取れます。アポの日時にお客様宅にご訪問し、1~2時間程度の限られた時間の中で10〜20分で商品の説明をするという繰り返しでした。
証券会社とWeb広告会社を渡り歩き、ご提案の準備をしている最中の学びや、ご提案をしてお客様に受け入れられた時のうれしさを知っているので、やはりご提案をしっかりできる環境が欲しいと思いました。
こうした条件を満たせる職場は、転職活動中を振り返ってみても他にはほぼなかったですね。
真のお客様のニーズを引き出す難しさを痛感
入社してみて、印象は変わりましたか。
一言でいうと、「いい会社」だなと思います。職場環境に関しては特に大きなズレはないです。
ただ、お客様のニーズを拾う難しさを感じています。お客様のお話に耳を傾けるだけではなく、お客様のお言葉の裏にある考えであったり、本当のニーズを引き出すことが難しいですね。
「氷山の一角」という言葉があるように、お客様の口から出てくる言葉は、お客様の悩みの一角にすぎません。実際、お客様が資産運用に相談に来られている背景には様々な思いがあります。
ご相談の内容の多くがつみたてNISAではありますが、お客様の本当のニーズはつみたてNISAをはじめることではないことがあります。
お客様とお話をする中で、つみたてNISAをはじめたいと思った背景をうかがいながら、そのお悩みを解決する手段は本当につみたてNISAなのかを考えます。
そうした思いや背景は、最初から私たちFAに打ち明けてくれないことが多々あります。お客様とのコミュニケーションで、真のニーズを引き出すことの重要性と難しさを日々感じています。
知人にもすすめることができる職場環境
先ほど「いい会社」というコメントもありましたが、知り合いにすすめることはありますか。
実際におすすめする機会が多いです。
私と同じ証券業界出身の仲間だけでなく、違う金融業界にいる知人からも相談を受けることが多々あります。自分としては当社に入社したことで課題が解決された実感があるので、興味があればうちの会社の話もできるよと伝えています。
ただ、ひとつだけ困ることがありまして…
どのような点でしょうか。
知人にLINEする際に、会社のどのURLを送ってよいかわからずに困っています。
どういうことでしょうか。
会社の採用サイトが最近更新されたと思いますが、そのコンテンツの充実っぷりも半端なく、どのURLを送ってよいか困ってしまいました。
採用ページは、応募者のキャリア別に「銀行」「証券会社」「保険会社・代理店」と業界別になっています。
これまでこの3業界の知人に関係する業界に合うページを送っていました。
先日当社に興味があるという知人は損害保険会社勤務なので、どこに該当するのかと悩み、とりあえず採用のTOPページを送りました。
当社に興味を持つ金融業界の営業が、多種多様になってきたように感じます。
なるほど。金融機関勤務経験者といっても業種はさまざまですから、どんどんすそ野が広がりそうですね。
はい、金融機関の営業は数多くありますが、お客様ニーズを背景に提案できる職場というのは限られているので、その点に疑問を感じる人はまだまだいるのではと感じています。
応募者のキャリアの変化で採用ページの構成も今後も変わっていきそうですね。
本日は長時間ありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
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フィナンシャルモニクルー編集部