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マネイロはお金のことで悩んだとき、最初に頼ってもらえる存在になりたい
はたらく世代向け資産運用サービス「マネイロ」立ち上げのモニクルフィナンシャルの思い

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株式会社モニクルフィナンシャル(旧:株式会社OneMile Partners)は、2018年11月設立のスタートアップです。モニクルフィナンシャルは、はたらく世代が資産形成の相談ができるサービス「マネイロ」の運営を行っています。マネイロでは、「3分投資診断」やオンラインマネーセミナー、またオンライン相談などを通じて30代から40代のユーザーを中心に「お金」にまつわる悩みを解決しています。

マネイロのオンライン相談では、つみたてNISAやiDeCoといった非課税枠のある投資制度を活用した資産形成のスタートをサポートする他、はたらく世代で長期で資産形成を目指すお客様へは「投資と保障のバランス」を大事にしてほしいとの思いから、投資信託から保険まで幅広く金融商品を取り扱っています。マネイロでは「マネイロコンシェル」と呼んでいるファイナンシャルアドバイザーが社内で厳選した「これは」と思う商品をもとに資産形成のアドバイスを行っています。

モニクルフィナンシャルは、ともに国内外大手金融機関において長年の調査・運用実績があるメンバーで創業しました。代表取締役CEOの原田慎司は国内外大手証券会社出身、取締役CCOの泉田良輔は国内大手生命保険会社、海外大手投資信託会社出身です。今回は、両名に、同社が掲げるミッションや創業の背景、さらにはサービスを通じて世の中をどう変えていきたいのか、その胸中を語ってもらいました。

※2024年2月6日付で、株式会社OneMile Partners(ワンマイルパートナーズ)は株式会社モニクルフィナンシャルに社名変更いたしました。

マネイロは誰もが「質の高い金融サービス」に触れられる接点

最初にモニクルフィナンシャルのミッションと事業内容を教えてください。

原田:「金融の力で、安心を届ける」をミッションに掲げ、30代から40代の「はたらく世代」向けの資産形成をサポートしています。東京と大阪に「マネイロ」という店舗を構えてはいますが、2020年のコロナ禍以降、弊社ではオンライン化を急速に進め、現在ではオンラインでほとんどのご相談をお受けしております。また、資産形成をこれから始めようとする方向けの診断ツールオンラインセミナー、資産運用にまつわるコンテンツの制作・配信なども行っています。

「はたらく世代」にフォーカスしている理由はなんでしょうか?

原田:30代から40代の中盤くらいまでって、じつは選べる金融商品の種類がとても多いんです。しかし、これが45歳を過ぎると極端に少なくなってしまう。例えば保険ひとつとっても、健康リスクが高まる45歳以上になると、加入できる商品が一気に減ってしまいます。

つまり、30代から40代は資産運用に最も適した年代なのですが、そうした世代が気軽に相談できるような金融商品仲介サービスは、あまり多くありません。いわゆるIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー、Independent Financial Advisor)と呼ばれる富裕層向けの金融アドバイザーか、高い金融リテラシーを持つ人向けのネット証券がほとんどですから。かといって、銀行に足を運んで資産の相談をするというのも、なかなかハードルが高いのではないかと思います。

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原田慎司(はらだしんじ) 株式会社モニクルフィナンシャル代表取締役CEO。一橋大学卒業後、大和総研、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ドイツ証券及びシティグループ証券にて証券アナリスト、M&Aバンカーとして勤務。シティグループでは総合電機業界の調査責任者を務める。その後、2013年に株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)を、2018年に株式会社OneMile Partners(現:株式会社モニクルフィナンシャル)を共同設立し、代表取締役に就任(現任)

確かに、銀行だと住宅ローンの相談に行った際に向こうから投資を勧められるようなイメージはありますが、自分から気軽に資産運用の相談をする人は少ないように思います。

原田:はたらく世代が金融機関で資産形成について相談をしにくい、もっというと誰に相談してよいのかわからないという環境は以前から何も変わっていないと思っています。そうした状況を変えたいと思い、ワンマイルパートナーズ(現:モニクルフィナンシャル)を創業しました。

2018年に創業した際には、はたらく世代が気軽に資産形成の相談ができる「場を作りたい」ということで店舗を作るところからスタートしました。創業以来、マネイロの店舗は誰でも入りやすい内装を意識しています。

とはいっても、コロナ禍以降、お客様のオンラインを活用したサービスへの意識も変わり、気軽にご利用いただけているのではないかと思います。マネイロの相談でいえば約99%のご相談がオンラインで行われています。

では、リアル店舗の意義が薄まったかというと、別の意味も持ち始めています。現在店舗は東京・丸の内(2023年7月半蔵門移転)と大阪・梅田の基幹店のみですが、コロナ禍も収まりつつあるので、優秀なファイナンシャルアドバイザーを採用する拠点として次なる展開に向けて準備中です。

マネイロではオンラインを中心に、保険や投資信託、つみたてNISAなども取り扱い、多くの人が気軽に質の高い金融サービスに触れられる接点を作っていきたいと思っています。

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お金のプロによる「資産のセレクトショップ」

モニクルフィナンシャルは設立以来、「資産のセレクトショップ」を掲げています。ここにはどんな思いが込められていますか?

泉田:金融商品って本当にたくさんあって、例えば投資信託だけでも約6,000種類、保険だけでも数千種類以上というような世界なんです。しかし、そのなかで本当に優れているといえるものはごく一部。専門的な知識がなければ、自分にとってベストな選択は難しいと思います。そこで、数多の金融商品を目的別にカテゴリー分けし、優れたものだけを厳選して取り扱うという意味で「資産のセレクトショップ」という言葉を使っています。

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泉田良輔(いずみだりょうすけ)。株式会社モニクルフィナンシャル取締役CCO。慶應義塾大学卒業後、日本生命保険、フィデリティ投信で外国株式や日本株式のポートフォリオマネージャーや証券アナリストとして勤務。2013年に株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)を設立し、LIMO(リーモ)等の経済金融メディアの立ち上げと運営を行う

なぜ御社はそれができるのでしょうか?

原田:私も泉田も長く金融の世界で働いてきましたが、決まった金融商品を販売するのではなく、良い商品をレコメンドするために、分析や運用を行う業務に携わってきました。「目利きの力」がなければ成立しない仕事ですので、そこは鍛え上げられています。

泉田:それに、原田と私それぞれに得意分野があります。原田はもともと証券会社で株式や債券などを推奨するセルサイドで、私は保険と投資信託の会社でそうした金融商品を運用するバイサイドで働いてきました。そのため互いの強みを活かし、最適な商品を絞り込んでいける点も、うちの特徴ではないかと思います。

ちなみに、初めて投資を始める際は、金融商品の売れ筋ランキングなどを参考にする人も多いと思いますが、わざわざプロの目利きに頼らなくても「上位の商品」を買っておけばいいのでは?

泉田:金融商品は「売れる」ものが必ずしも優れた商品だとは限りません。確かに、よく金融メディアなどで投資信託のランキングが出ていますが、上位のものでも我々から見ると「え? これが?」と首を傾げたくなる商品もあります。私たちのサービスではそういったものを最初から排除し、お客様の目的に応じて選んでいただけるようにしているんです。

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メディアで個人投資家と機関投資家の「情報格差」を埋めたかった

モニクルフィナンシャル設立の経緯をお伺いしたいです。原田さん、泉田さんの出会いから教えていただけますか?

原田:出会ったのは15年くらい前ですね、当時、私は証券アナリストとして働いていて、主にテクノロジー系の企業を担当していました。泉田も運用会社で同じくテクノロジー系企業の担当で、僕にとって彼はお客さんでした。その頃から泉田の仕事ぶりをとても信頼していて、2013年に独立したタイミングで一緒に立ち上げました。

泉田:その頃、私もちょうど会社を辞めていて、大学院に通いながら個人投資家としてトレードをしていました。その時に思ったんですよね。個人投資家って「舐められているな」って。証券会社にはアナリストが書いた詳細なレポートがあるのですが、個人投資家には出してくれないんです。もらえる情報といえば、貧弱なペライチのサマリーだけ。

この時に、個人投資家と機関投資家の「情報格差」を知りました。個人にあまり難しいものを渡しても読まれないだろうという言い分も理解しますが、同じ会社がお客さんに差をつけるのはいかがなものかと。今は個人投資家もどんどん増えているのに、この情報格差を埋めてあげないと、まともに資産運用なんてできないじゃないかと考えたんです。そんなタイミングで原田と一緒に「個人の資産運用に関する困りごとを解決する金融経済メディア」を作ることになりました。

原田:最初は「Longine(ロンジン)」という、硬派な金融コンテンツのみを載せる渋いメディアを、次に「LIMO(リーモ)」という、もう少しライトな層も意識したメディアを作りました。どちらもそれなりに支持をいただき、特にLIMOは現時点で月間利用者が1,200万人にまで伸びています。

ただ、順調に成長はしていたものの、同時に限界も感じていました。こうしたメディアは資産運用に興味を持ってもらう入口としてはいいのですが、なかなかそこから先に進んでいかない。情報を伝えるだけでは、実際に運用するところまではいかないということが分かってきたんです。

泉田:当時、メディアと並行して投資のことを実践的に学べる「塾」のようなものも運営していましたが、そこに集まる金融リテラシーの高い方々でさえ、誰かに背中を押してもらいたいと思っていると感じることが多かったですね。

そこで、ただ情報を発信するだけではなく、実際の運用の相談にも対応し、最後までお客さんに付き添えるサービスを作らないとダメなのではないかと原田と話し合いました。そして、2018年にワンマイルパートナーズ(現:モニクルフィナンシャル)を設立して、証券と保険を取り扱える登録を行ったんです。

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「コロナ禍」で金融サービスのDX化を短期間で実行

その後、マネイロの店舗をオープンし、いよいよというタイミングで新型コロナウイルスのパンデミックが起こりました。大変な船出となってしまいましたね。

原田:2019年の11月末にマネイロの丸の内本店をオープンし、当初から順調でした。すぐに黒字化するだろうという勢いでしたが、すぐにコロナの感染が拡大して……。結局、まともに営業できたのは2ヵ月くらいでしたね。2月、3月と徐々に来店数が減り、4月には1回目の緊急事態宣言が発令されました。私たちもお店をいったん閉め、全従業員を自宅待機としました。

そこからは約1ヵ月にわたって開発に集中しました。接客もセミナーも、全部オンラインに切り替えたんです。サービスだけでなく、予約や顧客管理、マーケティングも全てを自動化しました。今でいうDX(デジタルトランスフォーメーション)化を一気に進めたという感じです。金融サービスを行っている事業会社ではDX化は日本で一番早かったのではないでしょうか。

すぐにその判断ができ、かつ、実行できたのはすごいですね。

原田:じつは、その少し前に、ちょうど社内の開発体制を強化していたんです。2019年末にCTOの塚田翔也が参画し、緊急事態宣言が発令される前の月には優秀なエンジニアチームができていました。本当に奇跡的なタイミングでしたね。もともとリアル店舗とオンラインの併用は見据えていて、そのための体制強化でもありましたが、オンラインサービスに大きく振るのは2年後、3年後の予定でした。でも、こういう状況になって、事業計画を全て書き換えましたよ。

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開発もですが、アドバイザーの接客もオンライン仕様にアップデートする必要がありますよね。

原田:そこも、本当に手探りでした。接客やセミナーはオンラインでやるとなると全く勝手が違うので、ゴールデンウィークの連休中に何十回とトライアル&エラーを積み重ねましたね。

泉田:お店でのリアルな接客であれば、軽く雑談をしながら雰囲気を作ることもしやすい。でも、オンラインの場合、最初の面談ではカメラをオフにしてお話されるお客様も少なくありません。表情が見えないため相手の反応を伺うことが難しくなり、私や他のアドバイザーも戸惑っていました。ある意味、これまではその場の雰囲気で解決できていた問題が浮き彫りになったんです。

そこで、接客やセミナーの時間設定、何をどの順番でお伝えするか、さらにはアドバイザーの身なりや話し方まで、オンラインに最適化したサービスの形を綿密に設計していきました。正直、今も試行錯誤は続いていますが、ようやくリアルと変わらないレベルまでサービス品質を上げることができたと思います。

では、サービスのこと以外にオンラインへの切り替えで生まれた利点はありますか?

泉田:従業員の働き方という点でも、プラスに働きましたね。この1年、全スタッフがリモートワークに切り替わっても問題なく事業が回っています。なかには、北海道に移住した者もいますよ。クリエイティブ職に関しては当然、これから採用するにあたっても、その方がお住まいの場所は関係ありません。今日もこのあと大阪在住の方と面接がありますし、日本中、世界中から一緒に働いてくれる仲間に出会えるチャンスが広がったのも、大きな変化の一つですね。

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現在、業務拡大のための採用を進めているということですが、お二人はどんな人と一緒に働きたいと思いますか?

泉田:話が面白い人、でしょうか。僕らの仕事は密にコミュニケーションを取りながら進めていくので、そこは大事なポイントだと思います。口が達者であるとか、おしゃべりである必要はありませんが、独自の視点や切り口を持っている人にはとても惹かれますね。実際、うちの会社にフィットしている人って、アドバイザーはもちろんエンジニアもデザイナーもみんな話が面白いんですよ。

また、アドバイザーに関していえば、相手の話を聞き出す力も重要です。ただ質問に答えるだけであれば、いずれ高精度のAIには敵わなくなるでしょう。そこで人間のアドバイザーの付加価値として残るのは、お客さん自身も言語化できていない悩みを引き出し、正しい問いとして設定し、それに対する適切な答えを提供するスキルではないかと思います。

原田さんはいかがですか?

原田:僕は、素直で誠実な人。まずはこれに尽きるかなと思います。あとは、「金融の力で、安心を届ける。」という、私たちのミッションに共感してくれるスペシャリストですね。アドバイザーもエンジニアもデザイナーもマーケターも、職種に関係なく、この課題に対して自分ごととして向き合ってくれる人と一緒に働きたいです。

誰一人取り残さない金融サービスを目指す

最後に改めて、会社のミッションをお聞かせください。

泉田:私たちは日本で初めての「金融サービス業」だと考えています。すでに金融商品を販売するサービスはありますが、本当にお客様の人生目線に立ち、一人ひとりの不安や根源的な問題に寄り添った上で、適切な選択を一緒に考えるサービスはなかったと思うんです。でも、それこそが金融サービスの本質なんじゃないでしょうか。

はたらく世代は忙しいので、お金のことを考える余裕や時間がなかなかとれないと思います。そこで、ふと思い立った時にマネイロにお越しいただき、ご相談いただきたい。その数時間で、お金にまつわる数十年分の不安を解決できるかもしれません。

原田:マネイロのファイナンシャルアドバイザー(FA)にも常に言っていることですが、私たちはお客様に何かを売り込むということはしません。特定の金融商品を推すのではなく、ご本人が徹底的に比較検討し、目的に合うものを選べる環境を整えるのが私たちの仕事なんです。このことは、常に忘れずにいたいですね。

そして、最終的な目標は「お金のことで悩んだ時に、最初に頼っていただけるサービス」に育てていくこと。やはり、お金の悩みって周囲に相談しづらいし、孤独になってしまいがちなんですよね。だからこそモニクルフィナンシャルは、いつでも使いやすく、善良なサービスを提供していきたいと思います。

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