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"はたらく世代"の資産形成を支える、モニクルフィナンシャルの理念と戦略【トップ対談】
IT×人材育成で築いた"相談したくなる会社"の舞台裏

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株式会社モニクルフィナンシャルは、「金融の力で、安心を届ける。」をミッションとし、はたらく世代の資産形成のサポートや幅広い世代向けに資産運用アドバイスを行っています。中でもお金の診断・相談サービス『マネイロ』は、学び、診断、相談まで一気通貫した資産運用プラットフォームで、25万人以上にサービスを提供しています。(学び・診断・相談サービスの累計利用者数/2025年4月時点)

今回は、どのような経緯でモニクルフィナンシャルを創業したのか、どのような会社を目指しているのかについて、創業者の原田慎司 代表取締役CEOと泉田良輔 取締役に採用担当が話を聞きました。

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株式会社モニクルフィナンシャル
代表取締役CEO

原田 慎司 Shinji Harada

山口県出身。一橋大学卒業後、大和総研、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ドイツ証券およびシティグループ証券で証券アナリストおよびM&Aバンカーとして勤務。2013年3月、株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)を共同設立し代表取締役に就任(現在は取締役)。2018年11月に株式会社OneMile Partners(現:株式会社モニクルフィナンシャル)を共同設立し、2020年1月より代表取締役CEOに就任。2021年10月、ナビゲータープラットフォームとOneMile Partnersの親会社として、株式会社モニクルを設立(代表取締役CEO)。

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株式会社モニクルフィナンシャル
取締役

泉田 良輔 Ryosuke Izumida

愛媛県出身。慶應義塾大学卒業後、日本生命保険、フィデリティ投信で外国株式や日本株式のポートフォリオマネージャーや証券アナリストとして勤務。2013年に株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)を共同設立し、代表取締役に就任(現任)。2018年11月に株式会社OneMile Partners(現:株式会社モニクルフィナンシャル)を共同設立し、取締役に就任(現任)。2021年10月に株式会社モニクルを共同設立し、取締役に就任。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程修了。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。東京科学大学大学院非常勤講師。著書に「銀行はこれからどうなるのか」「Google vs トヨタ」「機関投資家だけが知っている『予想』のいらない株式投資法」他。

アナリスト時代の出会いがすべての始まりだった

はじめに、モニクルフィナンシャル設立の経緯について教えてください。共同創業者の原田さん、泉田さんとはどちらで知り合ったのでしょうか。

原田:私がシティグループ証券で、泉田がフィデリティ投信でアナリストをしていた時に知り合いました。業界では私のような証券会社のアナリストは「セルサイド・アナリスト」、泉田のような運用会社のアナリストは「バイサイド・アナリスト」と呼ばれますが、泉田は私にとって顧客の一人でした。

当時の彼は経営者への質問がとても上手で、アナリストとしての視点が鋭いなという印象でした。そして、いまと変わらないルックスだったので、決算説明会ではどこにいても目立っていましたね(笑)。

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泉田:私も原田も、当時はテックセクターを担当していました。そちらではベテランのアナリストが多かったのですが、原田はまだ若手で、すごく真面目だった印象があります。

原田:当時の産業エレクトロニクス業界は、証券会社や運用会社のアナリストはベテランが担当するのが一般的でした。そんな中、30代前半の私たちは意見交換を重ね、切磋琢磨する関係でしたね。

その後、ちょうど起業を考えていたタイミングで、フィデリティ投信を退職し大学院に通っていた泉田に会いに行きました。証券業界と資産運用業界、それぞれの経験を活かしながら、一緒に金融の未来を変える事業を立ち上げようと意気投合し、会社を設立することを決めました。

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モニクルフィナンシャル設立の背景にあったユーザーの切実な声

モニクルフィナンシャルはどのような経緯で創業されたのでしょうか。

原田:まず、2013年にグループ会社の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)を立ち上げました。その会社では、個人投資家向けに金融にまつわるさまざまな情報を提供するウェブメディアを展開していました。その中で、ユーザーの方から「どの金融商品を買えばいいのか分からない」「売買の適切なタイミングが分からない」といった悩みの声を多くいただいたのです。

そうしたニーズを受けて、「金融のプロから直接アドバイスを受けられるサービスを作ろう」と考え、泉田と一緒にモニクルフィナンシャルを立ち上げました。

原田さんから見て、モニクルフィナンシャルはどのような会社ですか?

原田:金融業界において、かなり珍しい会社だと思います。金融のプロが個人投資家向けに資産運用のアドバイスをする場合、少数の富裕層を対象にするのが一般的です。ですが、モニクルフィナンシャルは、資産形成層を中心にサービスを提供している点が特徴です。

具体的にはどのようなサービスを展開されていますか?

原田:はたらく世代のお金の診断・相談サービス「マネイロ」を運営しています。

このサービスでは、お客様がオンラインで自分のペースで資産運用について学べるだけでなく、お困りごとがあれば無料でファイナンシャルアドバイザーに相談できます。

ご相談にいらしたお客様には、当社のファイナンシャルアドバイザーが一人ひとりに寄り添ったライフプランニングを行います。その上で目標を設定し、達成に向けて必要な金融商品(投資信託、債券、保険など)を幅広く組み合わせてご提案しています。

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コロナ禍での苦境から1.5カ月でオンラインへ転換

とても順調にオンライン金融サービスを展開してきたように見えますが、コロナ禍では大変な時期もあったと聞きました。

泉田:もともと「マネイロ」は対面型でスタートし、全国に店舗を展開する予定でした。一号店を出店したのが2019年の11月ですが、その直後にコロナ禍となり、対面での店舗運営が難しくなりました。そのタイミングで、すべてのサービスをオンラインに切り替える決断をしたんです。

当時、金融業界でオンライン化は珍しかったのでしょうか。

原田:私が知る限り、一番早い対応だったと思います。当時は「オンラインで誰が相談するの?」という空気感があり、企業側も「本当にオンラインで接客ができるのか」と半信半疑でした。

ですが、「店舗展開で業界トップになることはすぐには難しいが、新しいオンライン型のサービスを作れば日本一になれるのではないか」と考え、思い切って方向転換しました。

とはいえ、オンライン化にはシステム開発が必要ですよね。すぐに対応できたのでしょうか?

原田:実は、オンライン化を決めてから、たった1ヵ月半でサービスを開始できました。CTOの塚田を中心に優秀なエンジニアが集まってくれたおかげで、スピーディーにシステム開発を進めることができたんです。

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オンライン化の決断と短期間でのDX推進が、現在の成長につながっているのですね。実際にオンラインへ移行してからの反響はいかがでしたか?

原田:効果は非常に大きかったですね。当初、オンライン相談へのニーズは未知数でしたが、コロナ禍の影響でお客様がオンラインに抵抗を感じなくなり、日本全国からご相談をいただけるようになりました。その結果、サービスの可能性が一気に広がりました。

泉田さんは、当時を振り返っていかがですか?

泉田:当時は毎晩Zoomでリアルタイムのセミナーを開催していたので、かなり大変でした。そこでエンジニアに相談したところ、事前収録したセミナーを定期配信するシステムを作ってくれました。そのおかげで運営の負担が軽減され、セミナーの質の向上や、もっと他のことに時間を使えるようになりました。

他社とここが違う!“3つの強み”とは?

モニクルフィナンシャルの強みについて教えてください。

泉田:最大の特徴は「高い集客力」です。当社は「LIMO」や「マネイロ」などのメディアを運営しており、非常に多くのユーザーにリーチできます。このメディアを活用することで効率的に集客ができる点が、他社にはない強みですね。

金融業界でメディアからスタートした企業は珍しいですよね。

原田:はい。お客様が記事を読んだり、診断コンテンツを利用したりすることで、資産運用の重要性を実感し、「もっと話を聞いてみたい」と思っていただける流れが生まれています。その結果、高い成約率につながり、より多くの資産をお任せいただける信頼関係を築けているのだと思います。

このように、「学びから相談へ自然につながる設計」も、当社ならではの魅力です。

お客様にとって、モニクルフィナンシャルのファイナンシャルアドバイザーはどのような存在でしょうか?

泉田:資産形成が必要なはたらく世代にとって、“世帯に一人” の金融アドバイザーが当たり前になることを目指しています。海外では一般的ですが、日本ではまだその文化が根付いていません。

長期的な視点でお客様に寄り添いながら最適な提案を行うことで、信頼関係を築いていくことが大切だと考えています。

投資と保障を両立する独自のアドバイス──資産運用相談の新しいかたち

モニクルフィナンシャルにはどのような独自性があるのでしょうか。

原田:弊社の独自性は、「投資と保障のバランス」を重視した資産運用アドバイスにあります。

多くの証券会社や保険会社・保険代理店は、「投資」または「保障」のどちらかに特化していることが一般的ですが、モニクルフィナンシャルでは、投資と保障を総合的に考えた資産運用プランを提供しています。

投資と保障、なぜどちらも提供しようと考えたのでしょうか?

原田:私自身は証券会社出身なので、当初は保険の提案を積極的に考えてはいませんでした。ですが、資産形成層が長期積立を行う上で、「働けなくなるリスク」を考慮することが非常に重要だと気付きました。

長期積立投資は、あくまで自身の健康と安定した収入が前提となります。そのため、投資だけではなく保障の重要性も理解し、バランスをとることが不可欠だと考えています。

泉田さんは保険業界のご経験もおありですが、投資と保障のバランスについてどのようにお考えですか?

泉田:私は保険会社と投資信託、両方の業界で働いてきました。まさに「投資と保障のバランスの申し子」だと思っています(笑)。


「家族にも勧められる」基準で厳選された金融商品

投資と保険を両方提供するとなると、多様なニーズに対応する必要がありますが、商品はどのようにとりそろえていますか?

原田:モニクルフィナンシャルでは、2つのポイントを大切にしています。

一つは網羅性です。証券は、SBI証券とPWM日本証券、保険は14社と提携し、多個人の方がアクセスできる商品の大半を網羅しています。

もう一つは、商品を厳選しているということです。「家族にも勧められる商品」をコンセプトに、私や泉田のような金融のプロフェッショナルが吟味して選定しています。

お客様にとって、証券も保険も同じ担当者に相談できるのは心強いですね。

原田:弊社のファイナンシャルアドバイザーは、長期的な視点でお客様のライフプランをサポートできる存在です。その結果、多くのお客様から信頼していただいています。

銀行・証券・保険出身者が集まる理由――モニクルフィナンシャルの人材育成力

モニクルフィナンシャルは、業界ではどのような評価を受けていますか?

原田:おかげ様で多くのお客様に利用いただき、年々利用者数が右肩上がりで増加しています。それにともない、金融機関からの注目度も高まっています。

金融機関で働いている方には、転職先としても注目されているのでしょうか。

泉田:はい。銀行、証券、保険と各業界から多くの方が入社を希望しています。これまでの縦割り構造を打ち破り、顧客ニーズに応じた金融のプロフェッショナル集団を形成できています。

モニクルフィナンシャルのファイナンシャルアドバイザーは、「証券外務員」と「保険募集人」の資格を両方取得する必要があります。個別商品の提案から契約までをワンストップで行えるアドバイザーは、業界でも貴重な存在ですね。

業界でも貴重なアドバイザーになれる理由はどこにあるのでしょうか?

原田:モニクルフィナンシャルは、人材育成に強みがあります。当社には充実した研修制度があり、入社後3ヵ月間は、基礎研修、eラーニング、チューター制度を組み合わせた研修制度を設けています。この研修期間中には、基本的な金融知識から実践的なコンサルティング営業のスキルまで幅広く学べます。

そのため、保険・証券・銀行など異なる業界の出身者でも、優れたファイナンシャルアドバイザーとして成長することができます。

また、当社のファイナンシャルアドバイザーは、お客様の長期的なライフプランをサポートできる存在で、多くのお客様から信頼を寄せていただいています。顧客に信頼されるアドバイザーを育てる文化こそが、企業成長の原動力になっていると感じています。

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目指すのは上場、そして“すべての人に安心を届ける金融”へ

では最後に、今後の展望についてお聞かせください。

泉田:モニクルグループは現在、上場に向けた取り組みを進めており、社外の投資家からの期待も一層高まっています。これまで以上に事業を拡大し、さらなる成長を実現したいと考えています。

当社のミッションである「金融の力で、安心を届ける。」を胸に、より多くの方にサービスを提供できるよう、新たな仲間とともに次のステージへ進んでいきます。

本日はありがとうございました。

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※この記事は動画でも展開しています。ぜひ、動画もご覧ください。
https://recruit.moniclefinancial.co.jp/movie

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モニクルフィナンシャル_採用サイト
モニクルフィナンシャル採用サイト https://moniclefinancial.co.jp/recruit

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