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保険営業がIFAとして転職する理由6選
保険代理店の側面も持つIFAは保険営業に適したネクストキャリア

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新しいNISA(以下新NISA)導入により、お客様の資産運用ニーズが高まったことで、保障のみを提案する職種である保険営業は提案が困難になっていると言います。

生き残りをかけて試行錯誤する人もいれば、転職を決意する人も増えています。

保険営業の転職先としては異業種も増えてきていると言いますが、最近増えてきているのはIFAとして転職する事例です。

IFAは、独立系ファイナンシャルアドバイザーとも呼ばれて、金融機関に所属することがないため、保険も有価証券も取り扱うことができる点が特徴です。

では、保険営業はなぜIFAを次のキャリアとして選ぶのでしょうか。

今回は保険営業がIFAを選ぶ理由についてみていきましょう。

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▶キャリア事例:IFAへ転職した事例を読む

保険営業からIFAとして転職する理由6選

ここからは、保険会社で勤務する人が、転職先としてなぜIFAを選択するのか、その主な転職理由を6つご紹介します。

IFAへの転職理由【その1】お客様の資産運用ニーズに応えたい

保険営業として活動していると、万が一の「保障」だけでなく、教育資金や老後資金についての相談も多く受けます。2019年6月に金融庁から公開されたいわゆる「老後2000万円」レポートをきっかけとした老後2000万円問題が話題になってからは、資産運用ニーズが拡大し、NISAの普及によりその勢いは加速しています。

保険商品の中にも貯蓄性のある「外貨建保険」や「変額保険」などがありますが、これだけでは顧客の資産運用ニーズに十分応えることは難しいです。特に「新NISA」や「iDeCo」のような運用に特化した制度が存在する現在、保険商品だけでは限界があります。

こうした背景から、幅広い金融商品の中からお客様に最適なものを提案したいという想いで、IFAへの転職を考える保険営業が増えています。

IFAへの転職理由【その2】保険の取扱い商品が増える

保険営業をしていると、顧客がすでに他社の保険に加入しているケースは日常茶飯事です。その際、「他社のほうが同等の内容で保険料が安い」、「保険料は変わらないが保障の範囲が不足している」といったような状況に直面することが多いです。

その点、IFAでは、まるで保険代理店のように数十の保険会社の商品を取り扱えるようになります。保険会社ごとに強みとしている分野が異なるため、提案の幅が大いに広がります。

顧客と信頼関係を築くだけでなく、保険商品においても常に最適なものを提供したいという理由で転職を決意する人もいます。

IFAへの転職理由【その3】自分の裁量で仕事をしたい(日系所属の場合)

日系の保険会社では、担当エリアやリストが割り当てられており、訪問先がある程度決まっています。主な活動内容としては、企業への挨拶回りが主流です。提供する商品は、死亡保障、医療、介護、損害保障などがセットになった「パッケージ型」がメインです。

一方、IFAでは担当エリアがなく、自身でゼロから計画して実践していくため、活動の自由度が高いです。保険商品も複数の保険会社の取り扱いがあるため、分野ごとにオーダーメイドでの提案が可能です。

顧客開拓から商品提案まで、自分のペースで自由に行いたい人には、IFAの働き方は非常に相性が良いと言えるでしょう。

IFAへの転職理由【その4】投資が加わることで、提案できるお客様層が広がる

保険営業の顧客層は0歳から80歳までと幅広く、特に働く世代が多いです。

保険商品には健康状態によって契約できないことがありますが、投資信託なら契約の障壁がありません。そのため、保険営業時代のお客様の資産運用ニーズに対応することが可能です。

もちろん新たな顧客開拓も必要ですが、保険営業時代の顧客基盤を活かし、幅広い資産運用ニーズに応えられることから、IFAへの転職後も多くの行き先が確保できる点が他業界からの転職に比べて有利です。

IFAへの転職理由【その5】顧客開拓スキルを活かすことができる

IFAの雇用形態は正社員か業務委託のどちらかが一般的です。業務委託の場合、基本的に担当エリアや営業先リストはなく、活動の自由度は非常に高い傾向にありますが、自身でゼロから顧客を開拓していく必要があります。

この点は外資系の保険営業マンの活動に似ています。リストや引継ぎ顧客がない状態で見込み顧客を見つけ、販路を作るスキルが身についているので、IFAに転職してもこれらのスキルを存分に活かすことができます。

また、IFAとしての活動は一社専属の保険営業と異なり、複数の保険会社の商品や投資商品を取り扱えるため、提供できる商品が増え、顧客に対してより幅広い提案が可能です。これにより、保険営業マンとして培った顧客開拓スキルを活かしながら、さらに多様なニーズに応えることができるのです。

多くの保険営業マンが、このような転職の利点を見出し、IFAとしてのキャリアを選択しています。

IFAへの転職理由【その6】ワークライフバランスを重視できる

保険営業の仕事は好きだけれども、お客様対応のために休日もなく昼夜問わず働いてしまい、プライベートな時間が取れないと感じている人も多いのではないでしょうか。このような悩みを抱えている人にとって、IFAへの転職は理想的な選択かもしれません。

IFAの正社員として働く場合、勤務時間や休日をしっかり取ることができるため、仕事とプライベートのバランスを取りやすくなります。

保険営業としての働き方を長期的に続けることが難しいと感じる人は、保険営業の知識をいかしながら、ワークライフバランスを実現できるIFAを選択するのでしょう。

おわりに

保険会社の営業職からの転職先として、IFAを選択する人の転職理由について見ていきました。

保険会社では、お客様の人生を保障の側面からサポートするという大きな責任を背負いながらも深く感謝いただけることにやりがいを感じる人も多いですが、新規顧客開拓や高まる運用ニーズへの対応を理由に転職を検討するのでしょう。

 

その中でもIFAを選択する人が増えている理由としては、これまでの経験をいかしつつ、金融のプロフェッショナルとしてスキルアップできる点が評価されているのかもしれません。

IFAについてまとめている記事もありますので参考にしてください。

IFAの基本がわかる記事6選

IFAの基礎知識がわかる記事をご紹介します。

参考資料

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株式会社モニクルフィナンシャル
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三石 由佳 Yuka Mitsuishi

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)。中央大学文学部社会学科卒業後、株式会社サイバーエージェントにて大手金融機関向けデジタルマーケティング戦略の立案及び営業を担当。その後、みずほ銀行にて確定拠出年金に関する講師やフィンテック企業にて広報を担当。現在は株式会社モニクルフィナンシャル・コーポレートブランディング室所属。

モニクルフィナンシャル_泉田良輔

監修
株式会社モニクルフィナンシャル 取締役

泉田 良輔 Ryosuke Izumida

愛媛県出身。慶應義塾大学卒業後、日本生命保険、フィデリティ投信で外国株式や日本株式のポートフォリオマネージャーや証券アナリストとして勤務。2018年11月に株式会社OneMile Partners(現:株式会社モニクルフィナンシャル)を共同設立し、取締役に就任(現任)。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程修了。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。東京工業大学大学院非常勤講師。著書に「銀行はこれからどうなるのか」「Google vs トヨタ」「機関投資家だけが知っている『予想』のいらない株式投資法」他 

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